Pre-33 Goldとは回収を逃れた貴重な金
1933年以前に鋳造された金貨のことをひとまとめにして、Pre-33 Gold(プレ・サーティースリー・ゴールド)と呼んでいます。
プレは、「~より前」という意味です。
具体的には、セントゴーデンズ・ダブルイーグル、リバティゴールド・ダブルイーグル、インディアンヘッド・イーグルなどがあります。

金を政府に回収される命令が出された時代がありました
1933年にフランクリン・D・ルーズベルト大統領が、大統領命令6102号を発令しました。「金本位制廃止」と「金貨の回収命令」です。
目的は、大恐慌下であったため、金本位制を廃止し、ドルの供給を増やして経済を安定させるためでした。
この命令により、金貨の流通は停止。アメリカ市民が金の地金を保有することは違法となりました。
一定量以上の金を政府に差し出す義務があり、違反すれば罰則もあったのです。
大統領命令6102号の詳細
命令が発令されたのは、1933年4月5日。
この命令により、市民・企業・団体が保有する金貨・金地金・金証券を、1人あたり100ドル相当(約5トロイオンス=約155グラム)を超える分は政府に引き渡さなければなりませんでした。
引き渡し期限は1933年5月1日。1か月もありません。
この期間に差し出した金を政府では 1トロイオンス(31グラム)=20.67ドル で買い取いとりました。(※この金額が安かったのか、高かったのかどうかは後述しますね。)
1933年5月1日以降に金を保有していると、命令違反とみなされ、最高10年の懲役または1万ドルの罰金が科されるという内容が含まれていました。
金の所有禁止は1974年12月31日まで続きました。けっこう最近ですよね。
そして、政府による回収を免れた金貨が、世に出始めます。これが現在、市場に出ている、回収を免れた「Pre-33 Gold(プレ・サーティースリー・ゴールド)」コインなのです。
そのため、収集価値、投資価値が高いとされています。
政府の買取価格、1トロイオンス=20.67ドル は高かったのか安かったのか
アメリカは 1900年の金本位法以来、金の価格を 1トロイオンス(31グラム)=20.67ドル に固定していました。
つまり、1933年のルーズベルト大統領令6102で市民から金を回収した時も、この固定レートで政府が買い取ったのです。
当時の国際的な金の価値から見ると、20.67ドルは「公式の固定価格」であり、安い・高いというより「法律で決められた額」でした。
しかし、翌年の1934年に政府は金の価格を 35ドル/トロイオンス に引き上げました。
市民は20.67ドルで金を差し出したため、政府はその後の価格差で大きな利益を得ました。
1933年の時点では「普通の価格(固定レート)」でしたが、翌年の価格改定で振り返ると 市民にとっては安く買い叩かれた ことになります。
再び自由に金を所有できるようになったのは
1974年12月31日、ジェラルド・フォード大統領がアメリカ市民が再び金貨や金地金を購入、販売、所有できるようにする法律に署名しました。
これにより、1933年以来40年以上禁止されていた金の個人所有を解禁し、1975年1月1日からアメリカ市民が自由に金貨や金地金を売買・保有できるようになりました。
🪙 代表的な Pre-33 Gold(プレ33ゴールド)
Saint-Gaudens Double Eagle セントゴーデンズ・ダブルイーグル($20)
Liberty Head Gold リバティゴールド・ダブルイーグル($2.5, $5, $10, $20)
Indian Head Gold インディアンヘッド・イーグル($2.5, $5, $10)
これらの金貨は、1933年のゴールドリコール法以前のクラシックなアメリカのコインデザインの最後の時代を象徴しています。
そういった歴史的背景があるため、コレクターや投資家にとって、プレ33アメリカ金貨は特別な魅力と歴史的意義を持っているんですね。
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