モルガン銀貨は、自由・統一・歴史的価値を象徴するデザインが詰まった名品です。
1878年から1904年、そして1921年に鋳造されました。
モルガン銀貨は、アメリカで最も広く知られ、広く収集されている硬貨の一つです。
ジョージ・T・モルガンによってデザインされた銀貨で、
ブランド・アリソン法(財務省が貨幣製造のために大量の銀を購入することを義務付けた法律)によって促進された、アメリカの銀ブームの絶頂期に登場しました。
その大胆なデザイン、豊かな歴史、そして揺るぎない人気が特徴です。
モルガンの象徴的なデザインは、アメリカの貨幣の黄金時代を象徴し、大変な人気のため、2021年の記念モルガン・ダラー・シリーズが出ています。
この女性は誰?
新たなデザインの自由の女神です。
それまでの、自由の女神がデザインされてきたドルに代わり、モルガン・ダラーは、フィラデルフィアの教師アンナ・ウィレス・ウィリアムズをモデルにしたもので、現代的でより強さを強調する自由の女神の描写を導入しています。

頭にかぶっているのは何?
農業モチーフで装飾された、フリジア帽子をかぶっています。
- フリジア帽とは
フリジア帽とは、古代ローマで解放奴隷が被った赤い柔らかい帽子が起源の帽子です。形状は先端が前に垂れた赤い三角帽子です。
フランス革命では「自由の象徴」として広まりました。。
英語では「Phrygian cap」、別名「Liberty cap(自由の帽子)」とも呼ばれています。
- 農業モチーフとは
麦の穂、鎌、鍬、ぶどう、オリーブ、トウモロコシなどの農作物や農具を指します。
これらが帽子の周囲や背景に描かれることで、農民階級や土地に根ざした自由・自立の象徴となります。
女神の側の淵の文字はなんという意味?
E · PLURIBUS · UNUMというラテン語で縁取られていますが、これは
アメリカ合衆国の標語で、「多くの州が集まって一つの国家を形成している」ことを表しています
ラテン語で「多数から一つへ」という意味です。
なぜラテン語?
コインには、アメリカ建国時の理念や古典的価値観を反映するため、ラテン語が多く使われています
「E Pluribus Unum」は、1795年から公式に使われている伝統的な標語です。
裏面のデザインの鷲(わし)が持っているものは?
翼を広げた鷲は、片方の爪に矢、もう片方の爪にオリーブの枝を掴んでいます。
力強さと平和を象徴しています
裏面のふちの文字は?
「UNITED STATES OF AMERICA」「IN GOD WE TRUST」「ONE DOLLAR」と書かれてあります。
- 「IN GOD WE TRUST(イン・ゴッド・ウィー・トラスト)」
英語で「我々は神を信じる」という意味です。
これはアメリカ合衆国の公式の国家標語であり、硬貨や紙幣、政府文書などに広く刻まれています。
アメリカの5つの造幣局で製造
このコインは 5 つの異なる造幣局で鋳造されました。
- フィラデルフィア(ミントマークなし)
- ニューオーリンズ(O)
- サンフランシスコ(S)
- カーソンシティ(CC) – コレクターに人気の街
- デンバー(D) – 1921年にのみ鋳造
通常、モルガン銀貨では、裏面のイーグルの下部中央(尾の下)に刻まれています
モルガン銀貨がコレクターに愛され続ける理由
- 銀含有量の高さ(90%以上の含有量)
- 複数の造幣局で鋳造され、異なるミントマーク(鋳造所のマーク)がついていること
- 歴史的意義
以上から、モルガン・シルバー・ダラーはアメリカで最も収集されているコインの一つです。主要な発行年とミントステートのものは一貫して価値が上昇しており、投資ポートフォリオに入れる人が多いです。
発行年やミントマークの中には一般的なものもありますが、カーソンシティのコインのように、発行枚数が少なく、ワイルド・ウェストとのつながりがあることから、非常に希少価値の高いものもあります。
ここでちょっとカーソンシティ、ワイルドウエストについてご紹介したいと思います。
🏛 カーソンシティ造幣局とワイルド・ウェスト
- 場所:ネバダ州カーソンシティ
- 時代背景:19世紀後半、ネバダは「ワイルド・ウェスト」の象徴的な地域のひとつでした。鉱山、開拓、カウボーイ文化、鉄道建設などが盛んで、いわゆる「西部開拓時代」の舞台です。
- 造幣局の役割:近隣のコンストック・ロード(Comstock Lode)という大銀鉱山で産出された銀を使って、カーソンシティ造幣局でモルガンダラーが鋳造されました。
- つながりの意味:
- 銀鉱山 → 西部開拓の象徴
- カーソンシティ → 西部の小都市で、鉱山労働者や開拓者が集まる場所
- そこで造られたモルガンダラーは「西部の銀から生まれたコイン」として、ワイルド・ウェストの歴史そのものを体現していると見なされています。
💡 なぜ価値が高いのか
- 発行枚数が少ない:カーソンシティ造幣局は規模が小さく、発行量が限られていました。
- 歴史的ロマン:西部開拓時代の鉱山銀で造られたという背景が、コレクターにとって大きな魅力。
- 「CC」ミントマーク:カーソンシティ造幣局のコインには「CC」の刻印があり、これが希少性と「西部の銀貨」という物語性を強調しています。
最も人気のモルガン・ダラー
- 1893-Sモルガン・ダラー
これは、通常発行のモルガン・ダラーの中で最も少ない発行枚数を誇ります。
未使用の状態では、驚くほどの高値が付き、中には主要なオークションで、日本円で二千万円近くの価格で取引されたこともあります。
- 1879-CC モルガン ダラー
カーソン シティ造幣局で発行された珍しい金貨。西部開拓時代の愛好家に珍重されています。
- 1889-CC モルガン ダラー
カーソンシティ造幣局で「キーデート(Key date)」に製造されたもの。
カーソンシティ造幣局は、1885年に一時閉鎖され、1889年に再開
そのため、1889年は再開後初のモルガン銀貨が製造された年であり、歴史的に特別な意味があります
1889-CCの発行枚数はわずか350,000枚と非常に少なく、他の年よりも希少
特に未使用(Mint State)状態のものは極めて入手困難で、オークションでも高値がついています。
(※「キーデート(Key Date)」とは、シリーズの中でも特に重要で価値が高い年号のことです)
- 1893-S モルガン ダラー
最も少ない発行枚数(100,000枚)の流通用コインで、非常に希少です。
VG(Very Good 並品)で、数千ドル以上
MS(未使用)グレードで、数万〜数十万ドル以上になることもあります。
- エラーコイン
二重ダイ、日付超過、位置ずれダイ
投資家、歴史家、熱心なコレクターなど、誰にとってもモルガン・シルバー・ダラーは魅力に溢れています。豊かな歴史、美しいデザインから、アメリカで最も貴重なコインの一つとしての地位を確固たるものにしています。
所有するということは、単に銀貨を手に入れるということではなく、過ぎ去った時代を象徴する一片を手にすること、過去との確かな繋がりを持つということだと感じる人が多く、ロマンあふれる銀貨ですよね。
当店では店主のChiemiがモルガンコインが大好きなので、良いものシェアさせていただいております。ぜひ当店でご購入をご検討ください。日本へ発送いたしております。

